◆【山行日時】 2001年3月25日 くもり時々雨 ◆【コース・タイム】 ◆【正味歩行時間】 4時間20分 ◆【詳細】
早朝には、まだ降っていなかった雨だが、朝食を摂っている頃には降り出してしまった。少々の雨は承知の上。ただ、「これでガスッたら最悪・・・」
一方、ここまでくると周りの木々は、すでにブナの原生林帯で、取り付きの頃の植林とは、やはり、ひと味もふた味も違う雰囲気をかもし出している。クラストした大雪原帯に出ると三ノ丸展望台はもう間近だ。この辺りは、今の時期そのほとんどが雪の下となったササや、ぐにゃりと曲りくねったブナの枝が、わずかに顔を覗かせている程度の、いかにも冬の氷ノ山を代表する風景の場所だ。
右遠くに三室山、左に氷ノ山を見ながら進むと、展望台や三ノ丸避難小屋の三角屋根が見えてきて、間もなく展望台に着く。
小休止の後、山頂へ向けて出発するが、辺りはここに着く少し前からガスがかかり、それ以来、山頂は見えなくなってしまっている。痩せ気味の尾根上では、そうでもないが、だだっ広い場所ではガスってしまうと目標物が無く、こんなに怖いことはない。山頂や周りが見えていれば、のんびり歩きたいところだが、こんな様子ではそうはいかず、気持ちもあせリ気味になってしまう。
雪面の足跡を頼りに視界の利かない中を進み、少し長い坂を登りきると三角屋根の小屋の建つ頂上だ。
当然ここもガスの中で、風雨もひどくなった来た。こんな時のための避難小屋。とても有り難い。お陰で、ゆっくり昼食を摂れた。
ここから分岐を左(鳥取側)へ。谷沿いの急斜面の下り坂となり少し歩きづらい。その上、これまでのブナ林もスギ林になり何の風情もない。ようやく、その林も終わり開けたところに出ると、スキー場の最上部ゲレンデよりも自分のいる場所が低いことが分かり、随分高度を下げたことを実感する。その先には、ひろーいゲレンデ風の場所があったので、スノーシューでテレマーク風にふざけながら下りてみた。
◆氷ノ山の他のコース・データを見る ◆【他の画像はこちら】
|